モノを超えて、人々の行動を変えるためのデザインへ!
急速な技術革新の一方、気候変動や地球環境の汚染、行き過ぎた資本主義などの危機に直面している。政治・経済を含む何世紀にもわたってデザインされた実践の結果だ。『誰のためのデザイン?』等のベストセラー著者による、人間性中心の、意味のある、持続可能な、我々の行動を変えるためのデザインの提言。
日本語版への序文
パートⅠ?人工的――見るものほとんどすべては人工的である
1 人工的なものはほとんどすべてデザインされている
2 我々の人工的な生き方は持続可能ではない
3 なぜ歴史が重要なのか
4 正確だが人工的な測定
5 今日の事態を招いたのがテクノロジーなら、脱出できるのもテクノロジーかもしれない
6 この本の主旨――意味、持続可能性、人間性中心
パートⅡ?意味――理解しやすい方法で伝える
7 意味の必要性
8 物理科学における測定
9 人々にとって大切なものを測る
10 国内総生産(GDP)
11 人間にとって本当に大切な尺度とは?
12 人間行動と経済学
パートⅢ?持続可能性――世界の生態系に与えた損害を回復し、修復する
13 我々は廃棄物の時代に生きている
14 世界はどのようにして今日の苦境に陥ったのか?
15 持続可能性には多くの構成要素と意味合いがある
16 デザイン、製品、持続可能性、循環型経済
17 循環型デザイン導入の現実的な難しさ
18 持続可能な、頑健な、回復力のあるシステム
19 人々のシステムに対する理解
20 複雑な社会技術システムに働きかける
21 今からでも遅くはない
パートⅣ?人間性中心――生活に関連する世界のあらゆる側面に対処する
22 人間中心から人間性中心へ
23 デザインと開発を民主化する
24 自分たちのためにデザインする人たち
25 デザインX――大規模で複雑なシステムへのアプローチ
26 漸進主義(地道前進方式)が失敗するとき
27 漸進的モジュラーデザイン
28 大規模で複合的なプロジェクトが必要なとき
29 規模と取り