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  • 著者こざき亜衣/著
  • 出版社小学館
  • ISBN9784098626120
  • 発行2023年10月

セシルの女王 5

繰り返される王妃交代劇の行方は!? 1540年、6月――政敵ノーフォーク公(トマス・ハワード)に陥れられ、失脚した稀代の政治家トマス・クロムウェル。ウィリアム・セシルが師と仰ぐ彼の処刑が迫る中、4番目の王妃アン・オブ・クレーフェは、王の愛人であるキャサリン・ハワードに、ある密約を持ちかける。一方、6歳になったエリザベスは、幼くして王族に生まれた孤独を知っていた。「俺に使わせてください。ヘンリー8世の娘として生まれた、あなたの運命を」「俺はあなたの、もうひとつの魂〈スピリット〉になりたいのです」血よりも、恋よりも濃い誓いを申し出たウィリアムに、エリザベスの答えとは!?船頭を失い、混迷していく政治。不信感を募らせ、暴走を始める王。時代の荒波と周囲の思惑に翻弄されながらも、自らの道を見定めようとする女たちの姿を見届けよ―ー!! 【編集担当からのおすすめ情報】 ジェーン・スーさんご推薦!!イングランドの黄金期を築いた、テューダー朝第5代にして最後の大君主・エリザベス1世と、彼女を支えた忠臣の物語、待望の第5集。女性の人権が認められなかった時代、エリザベスや姉・メアリ、次々と交代になるヘンリー8世の王妃たちは如何にして、その命を燃やしていったか。現代社会に生きる女性たちが立ち向かっている様々な問題にも通じる、時代性と強度のある作品です。史実をベースに緻密な感情描写を重ね、著者ならではの解釈で「まるで友人のように」当時の人々を描き出す本作、歴史ファンはもちろん、今を懸命に生きるすべての読者に捧げます。ぜひご注目ください!!

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