特集:大震災からの復興と防災
今年1月17日で阪神・淡路大震災から25年。6400人以上が亡くなり、約25万棟が全半壊した大災害によって日本の災害対策は見直しを迫られ、減災や被災者支援、市民協働、自治体間連携などさまざまな仕組みがつくられる契機となった。2011年に発生した東日本大震災では、こうした経験が活かされてきたが、防災や復旧・復興のさまざまな面で社会環境の変化への対応も含めた課題が山積している。阪神・淡路大震災から四半世紀、東日本大震災から3月11日で9年になるいま、これまでの復興の歩みとこれからの課題について考えてみたい。