• 著者川本直 樫原辰郎 武田将明
  • 出版社国書刊行会
  • ISBN9784336075376
  • 発行2023年10月

吉田健一に就て

吉田健一、万華鏡。
文明、言葉、近代、酒肴酒、文学的交遊……19人の気鋭の執筆者が、最後の文士・吉田健一の新世界を乱反射。
《目次》
序文  川本直
【Ⅰ.文明】
宗教と世俗の歴史から見た人新世の吉田健一  伊達聖伸
ヨオロッパの世紀末  佐藤亜紀 
【Ⅱ.言葉】
Queerly Native〓〓奇妙にぺらぺら  大野露井
静寂と響き〓〓吉田健一に教へられた詩の世界  高遠弘美
【Ⅲ.近代】
吉田健一と近代  渡邊利道
モダニズムの忘れもの  樫原辰郎
【Ⅳ.酒肴酒】
吉田健一と「飲む場所」〓〓現実と夢幻を巡って  堀田隆大
淡いを愛する  山﨑修平
【Ⅴ.文学】
〈芸術家としての批評家〉の誕生〓〓『英国の文学』と『英国の近代文学』を読む  武田将明                    
吉田健一と「社交」〓〓G・L・ディキンソン、ヴァージニア・ウルフ、E・M・フォースター  小川公代                   
大海蛇のうねり  小山太一
小説家としての吉田健一  川本直
【Ⅵ.文学的交遊録】
石川淳と吉田健一〓〓酒の友であり文学の友  渡邊利道
小林秀雄と吉田健一〓〓正面から来る近代と己に内在する近代  渡辺祐真
福田恆存と吉田健一〓〓『日本に就て』を肴に  浜崎洋介
三島由紀夫と吉田健一〓〓「絶交」物語再考  山中剛史
澁澤龍彦と吉田健一〓〓それぞれの島宇宙で  中西恭子
【Ⅶ.吉田健一頌】
ソネット  大塚健太郎
英国人の見た吉田健一  礒崎純一
回想の中の吉田健一  富士川義之
あとがき  武田将明

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