特集:復興の現在位置と第2ステージ──東日本大震災から5年
2011年3月11日に発生した東日本大震災。丸5年が経過する今年3月末をもって政府の集中復興期間が終了する。政府は今後5年を「復興・創生期間」と位置付けて取り組みを進めていくとしているが、一部に自治体負担が導入され、より「自立」を求める内容になる。一方、原発処理の先が見えない福島は言うまでもなく、岩手・宮城でもいまだ多くの住民が仮設住宅に暮らし、就業などの生活面でも再建への模索が続いている。5年が経過した震災からの復興は、今どうなっているのか。足元を見つめ直したうえで、今後を展望してみたい。