幸せな従業員は、創造性が高く、生産性が高く、欠勤率が低く、離職率が低いこともわかっています。社員が幸せな会社では、利益が多く、会社価値が高く、株価が高いという研究結果もあります。幸せな人は健康であることもわかっています。
幸せな働き方や生き方を身につければ、創造性や生産性が向上し、離職率や欠勤率が下がり、仕事にやりがいを感じ、仲間と働くことが楽しくなり、しかも健康長寿になるのですから、良いことだらけです。これはやるしかありません。
本書は、幸せな働き方と幸せな生き方を身につけるための30の習慣を、幸福学の第一人者が実例と共にわかりやすく解説します。
幸福度がグンと高まる働き方!
幸せな会社で有名な西精工、伊那食品工業の話も
目の前の仕事の「ときめき」を探す/人と自分を比較せず自分の個性や強みを磨く/チャレンジした方が幸せになれる/過度な報連相はやめる/ただ残業時間を減らせばいいわけではない
幸せな会社は「ルールで縛らない」
幸せな会社はそれぞれの個性を尊重し生かす/コミュニケーションに時間をかければ、結果的に生産性は上がる/「失敗してもいい」と本気で思わなければイノベーションは起きない/残業はわるくない。問題は「ストレスを感じる残業」「理不尽に感じる残業」/管理職の役割は「みんなが幸せに働ける環境をつくること」
■目次
●第1章:幸せに生きるために必要な10の習慣
「ご機嫌そうな人」を装う/通勤時に公園を通る/嫌な出来事をポジティブに変換する/職場の飲み会ではしゃいでみる/「ありがとう」に感謝の理由を添える/「一人じゃない」と思える時間を持つ/隣のデスクを拭く・時々サボる/仕事と自宅以外で過ごす時間を持つ/「面白そう」を気軽に試す/習慣1〓9のうち、まず一つを試す
●第2章:幸せに働くために個人ができる10の習慣
「なぜこの仕事がしたかったんだっけ?」を問い直す/コミュニケーションの課題を「自分の中」に探す/小学校の学級目標に立ち返る/同僚の趣味を掘り下げる/自分が身を置く組織のタイプを理解する/チームメンバーのタイプを意識する/他部署の仕事のこだわりをヒアリングする/オンライン会議や鏡で自分の表情をチェックする/「成長」と「貢献」を意識した目標を自分で決める/愛を持って、お互いを信じて尊重し合う
●第3章:幸せに働くためにチームができる10の習慣
チームで理念や目標を意識する時間を設ける/「部下からの報連相、本当に必要?」を自身に問い正す/「管理しないと不安」な気持ちに目を向ける/正しい1on 1ミーティングを行う/幸福度サーベイで「心の健康」をチェックする/仕事がうまくいっていない人を褒める/チームでメンバーの面白いところをシェアする/“カイゼン・イノベーション”で チャレンジする/労働時間よりも、「ストレスなく働けているか」に意識を向ける/「どちらが幸せか?」という判断軸を持つ