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  • 著者本の雑誌編集部
  • 出版社本の雑誌社
  • ISBN9784860115494
  • 発行2023年12月

本の雑誌 487号(2024年1月号)

特集:本の雑誌が選ぶ2023年度ベスト10
新春恒例、年間ベスト10の季節が今年もやってきた! というわけで、「本の雑誌」1月特大号は、年に一度のベスト10特集号。本の雑誌が選んだ2023年度ノンジャンルのベスト10に、鏡明のSFベスト10、池上冬樹のミステリーベスト10、縄田一男の時代小説ベスト10、佐久間文子の現代文学ベスト10、栗下直也のノンフィクションベスト10、そして久田かおりのエンターテインメントベスト10と並ぶ、怒濤のベスト10七連発だ! さらに作家、評論家、翻訳家など総勢32名が選ぶ「私のベスト3」、もちろん忘れちゃいけない読者のベスト1もあるぞ!のベスト尽くしの大特集。抱腹絶倒の古事記から、千ページ超の聞き書き、ジュリーの評伝にダメ男の春遠い共同生活等々、面白本が乱れ飛ぶ中、1位に輝いたのはジェットコースターぐるぐるの人間ドラマ『〇〇のすべて〇』! 愛と希望のベスト10攻勢で2023年の面白本は一目瞭然。正月休みはおこたでぬくぬく読書三昧といこう!
新刊めったくたガイドは、柿沼瑛子が地道なヒロインの第2作にぶわっと涙すれば、石川美南は『少女、女、ほか』が最高としか言いようがない、と感嘆。大森望が竜のグリオールシリーズ最終巻『美しき血』に圧倒されれば、酒井貞道は二人の元半ぐれが対峙する月村了衛『半暮刻』一押し! 松井ゆかりがどんどん自由になっていく井上荒野『照子と瑠衣』が素敵だ!と絶賛すれば、東えりかはマレーシア出身医師の一代記『逆転力、激らせろ』がとびっきり面白い!と一気読み。そして今月から登場の「北上次郎ならこれ推すね」では、吉野仁、吉田伸子、藤田香織、霜月蒼の4人が北上次郎に成り代わって、今月の北上印のイチ推しを紹介。さあ、ベスト10のあとは何を読むか。迷いに迷って書店へ走ろう!
そして今月は黒い昼食会が2023年の十大事件第1位を発表すれば、文芸記者列伝には面の皮が厚い平成の名物記者が登場! 岡崎武志が三度めの警察署訪問で「古物商許可証」をゲットすれば、五反田の立ち食いそばの厨房にはロボットが出現! 日下三蔵が本棚交換ゲームに興じれば、哀愁の町では木村くんが警官と対決!? 表紙が変わって、本文デザインも一新。ますますパワーアップの「本の雑誌1月号」と「おすすめ文庫王国」があれば、正月休みの読書計画もこわくない。こたつにみかんを用意して読書三昧の正月に、いざ、突入だあ!

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