怪物の誕生を辿る畢生の名作「怪物の作り方」、ペテン研究の白眉「ケペニックの大尉」等、世界の不思議を追った〈知の怪人〉種村季弘の粋を一冊に。
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世界のからくりや不思議を語らせたら随一、教え子であり本書編者でもある諏訪哲史をして「日本の人文科学が世界に誇るべき〈知の無限迷宮〉の怪人」と言わしめた種村季弘──本書はその博覧強記のエッセンスをぎゅっと詰め込んだアンソロジーだ。「怪物の作り方」、「吸血鬼幻想」、「少女人形フランシーヌ」、「ケペニックの大尉」などの代表作はもちろん、著者の素顔が透けて見える自伝的随想・講演・読書論・対談まで網羅。没後20年、インチキと不寛容に満ちた現代に放つ文庫オリジナル。
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種村季弘ふたたび
贋物、異端、影、神話、錬金術……
〈知の無限迷宮〉の怪人、没後20年記念刊行
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