• 著者ぎょうせい

月刊 ガバナンス 2024年1月号

特集1:自治・分権の現在とミライ

新しい年を迎える。今年7月で地方分権一括法の制定から四半世紀が経つ。「未完」といわれた地方分権改革は、その後も累次の制度改革が行われ、三位一体改革や地方創生なども進められてきた。だが、地方分権推進委員会最終報告が掲げた「分権改革の成果が各地域で深く耕され、将来のわが国に豊かな稔り」をもたらす分権型社会はどこまで実現したのか。いまだ税財政や法制度の制約は多く、沖縄の米軍基地を巡る国と地方の係争も続いている。また、コロナ禍への対応を踏まえ、大規模災害等の非常事態における国・地方の役割に関する議論もなされている。自治・分権改革は今どこにあり、これからどこへ向かうのか。改めて考えてみたい。

特集2:わたしが薦める!地域や自治を考えるこの一冊

2024年がはじまります。2023年は、自治体業務をめぐっては生成AIやChatGPTの活用がとりわけ大きくニュースをにぎわせました。人口減少が急速に進み、周りの環境が刻々と変化しながらも、自治体職員のみなさんは日々、地域や目の前の住民のことを考えながら業務に励まれていると思います。新年号では、地方自治研究者や現役自治体職員の方から、地域や自治を考えるときに役立ったおすすめの一冊を紹介していただきます。みなさんの今年の業務のヒントになる一冊が見つかるかもしれません。

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