イギリスの誇る美術批評家の、思想の全体像を示す決定版。
「私はこの本を、『最も重要なことはまだ可能なのだ』という励ましだと捉えている。」レベッカ・ソルニット推奨
『見るということ』や『イメージ』で、美術批評において確固たる地位を確立し、
ソルニットやハンス・ウルリッヒ・オブリストにも影響を与えた、
英国が誇る希代の批評家の金字塔的批評集が登場。
初期から晩年までの作品を収録し、キュビスムを様式ではなく
ある特異な時空間ととらえる「キュビスムの瞬間」や
「もはや肖像画は存在しない」などの美術批評はもちろんのこと、
ベンヤミンやバルトについて語った文芸批評や追悼文まで幅広い作品からセレクト。
バージャーの幅広い批評の地平を見渡せる、決定版といえる一冊。