『動物の箱舟』から始まったPHOTO ARKシリーズ第4弾は、これまでで最も多い460種を収録。
ナショジオの写真家がレンズを通してとらえた、珍しい生き物たちの色、形、模様、表情や仕草。
地球上にきらめく生命の豊かな多様性を祝福する、渾身の写真集。
生き物を絶滅から救うため、彼らの存在を写真を通して知らしめたい――
人間の飼育下・保護下にあるすべての種を撮影するという壮大なプロジェクト「PHOTO ARK(フォト・アーク)」は、
長年ナショジオで活躍する写真家、ジョエル・サートレイが2005年に立ち上げた。
四半世紀をかけ、トータルで2万種を撮影する予定で、
機材トラブルやコロナ禍といった多くの困難や動物たちの気まぐれに翻弄されながらも、
世界中を駆け巡り、これまで実に1万5千種の生き物たちを撮影してきた。
動物たちのポートレート写真は、背景がすべて白か黒。
わたしたち見る者と目が合い、向き合える写真を撮ることで、
その種の存在を知り、彼らを絶滅から守るために何ができるかを考えるきっかけにしてほしいという、
写真家の願いが込められている。
PHOTO ARKと名付けられたこの箱舟には多種多様な生き物が乗り込んでいるが、
その独特な造形や色、模様に、どれとして同じものはない。
同時に、生物学的にはかけ離れた種に、驚くほどの類似性が見られることもある。
地球上に生きる多様な生命の豊かさと複雑さに圧倒され、その美しさに息をのむ、唯一無二の動物写真集。
◎本書の売り上げ1冊につき50円をPHOTO ARKプロジェクトに寄付。
◎絶滅危惧種など希少な種を多数掲載。
◎国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストによる分類を記載(2023年11月現在)。
◎巻末に索引、撮影場所のデータを収録。
◎『動物の箱舟』『鳥の箱舟』『消えゆく動物』に続く、PHOTO ARKシリーズ第4弾。
◎2024年秋には、『昆虫の箱舟(仮)』を刊行予定!