• Authorスティーブン・ジョンソン 大田直子
  • Publisher朝日新聞出版
  • ISBN9784022620903
  • Publish Date2024年2月

世界をつくった6つの革命の物語 / 新・人類進化史

内容「眩いばかりの一冊未来がどのように発展し生まれるのか、新結合を超える視点を得たければまずはこれを手に取るべし」――安宅和人氏(慶應義塾大学環境情報学部教授・LINEヤフー株式会社シニアストラテジスト/『イシューからはじめよ』『シン・ニホン』著者)推薦!「ガラス」「冷たさ」「音」「清潔」「時間」「光」――。人類の文明を劇的に変化させた、これらの6つの大発明に寄与したのは歴史に名を残した一握りの偉人だけではない。むしろ、名もなき市井の人びとが目の前の問題と格闘するなかで予期せず生まれた。もちろん、思いがけない外的影響も無視できない。「ぜいたく品」が「あたりまえのもの」になるまでの苦労の道程、そして奇跡とは。著名人から知られざるアマチュアまでさまざまな発明に光を当てながら人類進化の歴史をひもとく、まったく新しい世界史の物語。 単行本刊行時、新聞やビジネス誌など数々の書評で取り上げられ、科学者からビジネスパーソンまでを魅了し続けた一冊が待望の文庫化!《解説・安宅和人》##長文原稿■序章  ロボット歴史学者とハチドリの羽ハチドリの羽はどうやってデザインされたのか? 世界を読み解く「ロングズーム」■第1章 ガラスツタンカーメンのコガネムシガラスの島グーテンベルクと眼鏡 顕微鏡からテレビへガラスで編まれたインターネット鏡とルネサンスハワイ島のタイムマシンガラスは人間を待っていた■第2章 冷たさボストンの氷をカリブに運べ氷、おがくず、空っぽの船冷たさの価値氷によってできた街人工の冷たさイヌイットの瞬間冷凍エアコンの誕生と人口移動冷却革命■第3章 音古代洞窟の歌音をつかまえ、再生するベル研究所とエジソン研究所勘ちがいから生まれた真空管真空管アンプ、大衆、ヒトラー、ジミヘン命を救う音、終わらせる音■第4章 清潔汚すぎたシカゴありえない衛生観念塩素革命清潔さとアレルギーきれいすぎて飲めない水■第5章 時間ガリレオと揺れる祭壇ランプ時間に見張られる世界ふぞろいな時間たち太陽より正確な原子時計一万年の時を刻む時計■第6章 光鯨油ロウソクエジソンと〝魔法?の電球〝天才?への誤解ピラミッドで見いだされた光スラム街に希望を与えたフラッシュ一〇〇リットルのネオンバーコードの〝殺人光線?人工の〝太陽?■終章 タイムトラベラー数学に魅せられた伯爵夫人一八〇年前の〝コンピューター?隣接可能領域の新しい扉##著者プロフィールスティーブン・ジョンソン(Steven Johnson)影響力のあるさまざまなウェブサイトを立ち上げ、また、PBSとBBCのテレビシリーズ『私たちはどうして現在にいたったか(How We Got to Now)』の共同制作者であり、司会も務めている。著書に、『感染地図』『世界を変えた6つの「気晴らし」の物語』『世界が動いた「決断」の物語』『世界を変えた「海賊」の物語』『EXTRA LIFE』など多数。妻と3人の息子とともに、カリフォルニア州マリン群とニューヨーク市ブルックリンで暮らしている。##訳者プロフィール大田直子(おおた なおこ)翻訳家。東京大学文学部社会心理学

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