AI時代と言われる時代になり、数値や客観的データにもとづく意思決定が重要視されるようになった。その一方で、そもそもどのような数値やデータを採用するか、あるいは重要視するかを分析的に考える必要があることに変わりはない。
これらの問題を解決するためには、意思決定を「決める・決まる・定める」という視点でとらえる必要がある。そして、これらの側面をあわせ持つ、AI時代だからこそ必要な意思決定手法がAHP(階層分析法)である。本書を通じて、読者がAHPを自分自身で活用できるようになり、理想的な意思決定ができるようになることが本書の目的である。