• 著者山尾幸久【著】 立命館大学考古学研究会OB会【編集】

民族・国家・天皇制―東アジア世界からの古代史研究五〇年―

本書は、山尾幸久先生の講義録「古代東アジア世界における日本民族の形成―三〇年間の研究の総括―」を中心に構成しています。 これは、山尾先生が立命館大学を退職されたのを期して、先生にご指導いただいていた立命館大学考古学研究会OB会が開催した「山尾幸久先生の講義を聞く会」での講義の記録です。 さらに先生の最後のご著書となった『古代の近江―史的探求―』の刊行直後になされたインタビュー、先生の五〇年間の研究の総括というべき「山尾幸久氏に聞く」を併せて、先生の研究全体を見渡すことを目指しました。 また山尾先生は、「北山茂夫先生の後任である、この責任感といいますか、自覚、これが結局すべての原動力です」と語られています。北山氏を語ることは、ある意味先生ご自身を語ることではないかと思い、先生の「回想の恩師」と「北山茂夫氏の人物史論」を併せて掲載しました。(「編集に当たって」より抜粋)

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