特集1:外国人住民と共に生き、共に暮らす地域
019年4月に従来の専門的・技術的分野に限定せず幅広く外国人材を受け入れるようになってから、国内に在留する外国人は増加し、各地で「多文化共生」の施策や取組みが本格化している。在留外国人数はコロナ禍で一時減少したが、再び増加に転じ、2023年6月末には約322万人と過去最高を更新。コロナ後に社会経済活動が活発化し、改めて人口減少や人材不足が深刻化するなかで、日本で暮らす外国人住民を取り巻く環境がどうなっているのか。多文化共生のこれからをどう描いていくべきか。外国人と共に生き、暮らす地域という視点から考えたい。
特集2:「不毛な忙しさ」脱却のすすめ
毎日必死に働いてはいるけれど、達成感からはほど遠い。仕事に目的意識を持てず、ただ仕事のための仕事に追われるばかり。──本来、自治体職員の仕事は、地域の幸せ、そこに住まう人の幸せにつながっているという実感を得やすいはずですが、実際には人手不足や社会課題の複雑化、組織のあり方といったさまざまな背景から、「不毛な忙しさ」で疲弊している人が多くいます。地域のウェルビーイング実現は、まず働く「私」自身とその「職場」のウェルビーイングがあってこそ。今号では、自治体職員の幸せな働き方について考えます。