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  • 著者司馬遼太郎
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784120057571
  • 発行2024年3月

空海の風景 下 新版

空海の足跡をたどり、その時代風景のなかに自らを置き、過去と現在の融通無碍の往還によって、日本が生んだ人類普遍の天才の実像に迫る。大きな活字で読みやすくなった司馬文学の最高傑作!
著者自身が最も愛した小説にして、積年の思想が結実した記念碑的大作のハードカバー版を、空海生誕1250年を記念し復刊。
さらに巻末には、旧版未収録のインタビュー「『空海の風景』の司馬遼太郎氏と一時間」および歴時学者・貝塚茂樹による書評「形而上学の壮大な展開」を収録。
昭和50年度芸術院恩賜賞受賞作
「筆者はともかくこの稿を書きおえて、なにやら生あるものの胎内をくぐりぬけてきたような気分も感じている。筆者にとって、あるいはその気分を得るために書きすすめてきたのかもしれず、ひるがえっていえばその気分も、錯覚にすぎないかもしれない。そのほうが、本来零であることを望んだ空海らしくていいようにも思える」(あとがきより)

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