月刊 ガバナンス 2024年3月号

    特集1:大規模災害にどう備えるか──能登半島地震で見えた課題

    元旦に発生した能登半島地震。1か月半経った段階で、死者は240人を超え、避難者もいまだ1万2000人にのぼっている。建物やインフラなどの被害も甚大で、能登半島を中心に被災した建物は約7万2800棟。停電は約1100戸、断水は2万3000戸でつづいており、一部の地域では、仮復旧が4月以降になる見通しもあり、まだ時間がかかる。被災の全体はまだ把握できていない状態であり、人々の命を守る応急的な対応が行われている状況だ。だが、そうした中でも見えている課題もある。今回はそうした視点から大規模災害への備えについて考えてみたい。

    特集2:災害とこころのケア

    いま私たちは、「災害と隣り合わせ」の社会を生きています。ひとたび大きな災害が起こると、被災者はもちろんのこと、支援者のこころにも少なからぬ影を落とします。特集2では、平常時、発災時、復興期等のさまざまなフェーズでの「こころのケア」について考えます。

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