地方の貧困家庭で育った著者は、奨学金を受けて大学へ進学。ウェブで発表した記事が注目を集め、ライターとして世に出る。本書では、「婦人公論jp」連載「貧しても鈍さない 貧しても利する」を中心に、初の著書『死にそうだけど生きてます』が出てから体験したことを綴る。安定した職に就けず、常に金銭的不安を抱え、原因不明の体調不良に悩まされ、世間からは「貧困者は身の程を知れ」というプレッシャーを掛けられ・・・。生きる意味を見いだす葛藤の日々を描く。