「小説現代」大好評連載、軽妙にして詩情豊かな女性たちとの記録は、普通の交友録では終わりません。恋愛感情いっさい抜きで、マキオ先生の感情の様々な部分を刺激し、人生を変えてしまった女性たちのエピソード集!
「私には男性の友人が大勢いる。その中には、死ぬまで親友という関係が続くに違いない男性も3人いる。それでも、私にとって女性の友人という存在はとても大切だ。女性の友人がいない人生なんて味気ないし、淋しい。
では、女性の友人は男性の友人とどこがどう違うのか? それは自分でもよくわからない。でも、ひとつだけハッキリわかっていることがある。女性の友人が私に与えた影響の大きさだ。今の私は女性の友人抜きにはありえない。
そうした女性の友人の中から24人を選んで書いたのが、この本。」
(「あとがき」より)
名エッセイを生みだしてきた向井先生の新作は「女性の友人」がテーマ。人生でかかわったさまざまな「女」との交友を時にコミカルに、時に詩情豊かに描きます。
本作品は、毎回おなじみの名調子で「小説現代」にて好評を集めながら連載されました。
元気で楽しい女性たちとの「恋愛感情抜きに友情が成り立つ」様子はとても気持ちがいい!
新しい男女の機微を描いた読み物をお届けします。