• 著者あさのあつこ
  • 出版社徳間書店
  • ISBN9784198949426
  • 発行2024年5月

おもみいたします

「我慢しなくていいんですよ」 
天才的揉み師のお梅が、
あなたの身体と心の闇まで
ほぐします。
申し込めば半年待ち。
評判のお梅の揉み治療だが、
一刻の猶予もない患者が現れた!
揉んだ人々の身体は、
全てこの指が覚えている。
身体に触れさえすれば、
いつどこで揉んだあの人だと
言い当てられる。
人に揉み治療を施すのが、お梅の生業。
■あらすじ■
頭風に苦しむお清を訪ねたお梅は
ギリギリのところまできていると
感じ取る。
揉みはじめると、
お清の身体に潜む「淀み」を感じ――。
彼女を悩ませるその原因とは?
■主な登場人物■
・お梅 五歳の時に光を失い、
 人に揉みを施すことを
 生業としている十七歳。
・お筆 豆大福が評判の
 紅葉屋を出している。
 依頼を受け、お梅に取り次ぐ。
・お昌 祖母のお筆と暮らし、
 お梅の仕事の段取りを担う。
・十丸 お梅の用心棒。
 人には白い大きな犬にみえる。

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