塩梅屋が〝市中料理屋十傑〟の三傑に入った──日本橋は木原店の一膳飯屋塩梅屋の主・季蔵は弟分である豪助・おしん夫婦から瓦版を見せられた。高級料理店でもないのにと、にわかには信じられない季蔵だが、常連客らが次々とお祝いの品を贈ってくる。そんなある夜中、北町奉行の烏谷が、怒りと緊張が混じった表情で季蔵を訪ねてきた……。季蔵はイサキ料理や鳥料理に腕をふるいながら市井の人々の幸せを守るため、烏谷らと共に命を賭して闘う。二七〇万部突破の大人気シリーズ最新刊。書き下ろし。
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