あの時、あの場所で食べた、あの料理。料理を媒介として、あなたは時間と空間と直接つながる。ラジカルなまでにローカルで、多元的で、分散的な「食」の世界は、自律分散社会の最もダイナミックな実践の場だ。料理というスコープを通して見た人間世界は、昔もいまも、そして未来も、奔放で、豊かだ。