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  • 著者唐鎌大輔
  • 出版社日経BP
  • ISBN9784296120345
  • 発行2024年7月

弱い円の正体 仮面の黒字国・日本

「長引く円安」の真因に迫る
どこから外貨が流出しているのか 
デジタル赤字は10年で2倍、四半世紀で6倍に
外資系コンサルブームも「新時代の赤字」に寄与
頭脳流出を象徴する研究開発サービスの赤字
「虎の子」の知的財産権使用料にもデジタルの影
「新時代の赤字」は原油輸入を超える
経常収支は「符号」ではなく「キャッシュフロー」で
【著者より】
経常収支黒字国や対外純資産国というステータスは一見して円の強さを担保する「仮面」のようなものであり、「正体」としてはCFが流出していたり、黒字にもかかわらず外貨のまま戻ってこなくなったりしているという実情がある。その意味で、日本は「仮面の黒字国」とも言える状況にあり、統計上の数字からだけでは見えてこない「正体」に迫る努力が必要というのが筆者の問題意識である。

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