さみしい時もうれしい時も本はいつだって、寄りそってくれる。
大ロングセラー『古本食堂』が満を持して、新装開店。
美味しいごはんとあなたの物語がここに!
珊瑚(70代)は急逝した兄の跡を継いで、神保町で小さな古書店を営んでいる。
親戚の美希喜(20代)が右腕だ。
作家志望の悩める青年や、老母のために昭和に発行された婦人雑誌を探している中年女性など、いろいろなお客さんがやって来る。
てんぷら、うなぎ、カレー……神保町の美味しい食と思いやり深い人々、人生を楽しく豊かにしてくれる本の魅力が沢山つまった極上の物語。