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  • 著者田澤健一郎 岡田桂
  • 出版社集英社インターナショナル
  • ISBN9784797674491
  • 発行2024年7月

わたしたち、体育会系LGBTQです 9人のアスリートが告白する「恋」と「勝負」と「生きづらさ」

「カミングアウトは自殺と同じ」とゲイの陸上選手は語った――。
「男らしさ」が美徳とされる日本のスポーツ界=体育会。
そこで「性」に悩みながら戦うLGBTQアスリートたちの実話。
LGBTQという言葉は世間に広まったけれど、
スポーツ界はずっとマッチョで、根性を見せることが「男らしい」といわれる。
そんな「体育会」で性的マイノリティはカミングアウトせずに辛抱・我慢?
それぞれの「性」は競技の強さに影響?
恋愛事情、家族・友達との人間関係はどうなっている?
アスリートの実体験から、「男らしさ」の呪いが解けない日本の姿が見える。
入門書やヘイト本では読めないトランスジェンダーの本音も!
\「男らしさ」に悩まされるLGBTQアスリートたちの実話/
●「カミングアウトは自殺と同じ」と語った地方育ちの陸上部男子の恋愛
●女子野球選手は「性別適合手術」のために引退を決断した
●チームワークを乱さないようにゲイであることを隠したサッカー部男子
●男子フィギュアスケーターが男女ペアのアイスダンスに大苦戦
●女子剣道部の道場で「女らしさ」から逃れられたレズビアン
●元野球少年のトランスジェンダーが女子プロレスレスラーに完敗
【目次】
第1話 「かなわぬ恋」をかけぬけて
第2話 ワン・フォー・オールの鎖
第3話 氷上を舞う「美しき男」の芸術
第4話 闘争心で「見世物」を超える
第5話 「女らしさ」からの逃避道場
第6話 あいまいな「メンズ」の選択
第7話 「大切な仲間」についたウソ
第8話 自覚しても「告白」できない
第9話 強くて、かわいい女になりたい
〈対談〉田澤健一郎×岡田桂 LGBTQとスポーツの未来を探して
【著者略歴】
田澤健一郎(たざわ・けんいちろう)
編集者・ライター。1975年、山形県生まれ。鶴商学園(現・鶴岡東)高校で三塁コーチやブルペン捕手を務めた元球児。出版社勤務を経てフリーランスに。野球をはじめスポーツの分野を中心に活動。著書に『あと一歩! 逃し続けた甲子園』『104度目の正直 甲子園優勝旗はいかにして白河の関を越えたか』(共にKADOKAWA)、共著に『永遠の一球 甲子園優勝投手のその後』(河出書房新社)、『甲子園 歴史を変えた9試合』(小学館)。
岡田桂(おかだ・けい)
立命館大学産業社会学部教授。1972年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科中退。専門はスポーツ社会学、ジェンダー/セクシュアリティ研究。共著に『スポーツとLGBTQ+ シスジェンダー男性優位文化の周縁』(晃洋書房)、『ポストヒューマン・スタディーズへの招待』(堀之内出版)、『スポーツの近現代 その診断と批判』(ナカニシヤ出版)。

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