名だたる大作家が相次いで亡くなった96年。田辺聖子「司馬サンの大阪弁」、瀬戸内寂聴「狐狸庵のこと」のほか、藤沢周平、淀川長治、田中澄江らが最晩年に残した珠玉の随筆の数々。プロ、アマを問わず、時代を映す4500篇の中から選び抜かれた、96年発表のエッセイの最高峰61篇を収録。好評のベスト・エッセイ集シリーズ第15作。