鉛筆で描かれる、線、線、線。生き物のはなし、人間の営み、どこか別の世界線か私たちと同じ地平線か。14編の物語と散文。雲煙模糊漫画集の“雲煙模糊”とは曖昧模糊という言葉と同義語です。でも曖昧模糊よりも、儚く、消えていきそうな 雲や煙の存在を尊ぶような愛おしむような、曖昧なことに寛容な雰囲気が雲煙模糊にはあるような気がします。著者:平田基装丁:浦川彰太編集:稲垣佳乃子印刷:藤原印刷発行:さりげなく