「講談社児童文学新人賞」「日本児童文学者協会新人賞」受賞の長編ファンタジー、いよいよ佳境へ!天が作ったものに、人は手を加えてはならない。「あの星は、<朱烏>と呼ばれていた。(中略)この国の伝説で、暁から生まれた三本足の朱い烏のことだ。そして別名<王の星>。我々、王族の星だったのだ。北の空の中心に位置する<北天星>が、天の帝を表す星であり、そのすぐそばに仕える地の王の星というわけだ」――<本文より>