特集: 【全国815市区調査】2024年度予算、過半数が過去最高 老朽施設・インフラの改修増加
全国815市区(792市と東京23区)を対象に日本経済新聞社が実施した2024年度市区予算調査によると、23年度と比較可能な通常予算を組んだ782市区の一般会計総額(歳出合計)は55兆6290億円と、23年度比4.3%増えた。過半数の市区予算が過去最高だった。災害が相次ぐなか、防災の観点から「一押し事業」に公共施設やインフラの維持・整備を挙げる地域は多い。地方税の総額は減少しており、財源として地方債の起債で改修費を賄う自治体が目立った。