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  • 著者安田登(能楽師)
  • 出版社平凡社
  • ISBN9784582839678
  • 発行2024年8月

名場面で愉しむ「源氏物語」

【本書の内容】
平安時代中期、紫式部によって執筆された『源氏物語』。
まばゆいばかりの美しさを放つ光源氏を中心に繰り広げられる男女の恋模様や複雑な親子関係、宮廷での権力闘争など、多彩な展開に読み手は引き込まれる。
約千年の時を経てもなお愛され、読まれ続ける『源氏物語』のよみどころや魅力などを能楽師・安田登が独自の切り口で迫る1冊。
【著者紹介】
安田登(やすだのぼる)
1956年、千葉県銚子市出身。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校教師時代に能と出会い、鏑木 岑男師に入門。現在は能楽師として国内外で活躍をしながら、能をメソッドを使った作品の創作、演出、出演などに取り組む。また『論語』などを学ぶ寺子屋「遊学塾」を東京を中心に全国各地での開催、さらに日本と中国の古典の “身体性”を読み直す試みも継続中。NHK100分de名著などにも出演。主な著書に『能――650年続いた仕掛けとは』(新潮新書)、『すごい論語』『あわいの力――「心の時代」の次を生きる』(いずれもミシマ社)、『野の古典』(紀伊國屋書店)、『役に立つ古典』『学びのきほん 使える儒教』(いずれもNHK出版)、『見えないものを探す旅――旅と能と古典』『魔法のほね』(いずれも亜紀書房)など。
【本書の目次】
はじめに
序章 本書と「源氏物語」を読む前に
第1章 光源氏に宿る「神性」と「超越性」―「桐壺」帖―
第2章 重要要素満載の「雨夜の品定め」―「帚木」帖―
第3章 愛しき人が残した香りを愉しんで―「空蝉」帖―
第4章 幻想の異世界に迷い込んだような感覚―「夕顔」帖―
第5章 待ち続けて救済される姫君の物語―「末摘花」帖―
第6章 「物の怪」と六条御息所の「心情」がキーワード―「葵」帖―
第7章 新たなステージに上がった光源氏―「須磨」「明石」帖―
終章 「澪標」帖から「幻」帖の概略
おわりに

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