"のぞみなき事といひつつ顔を剃り突撃隊を率ゐ行かしし"-戦争に加わって戦った多くの無名の兵士たち。彼らは何を思い、何を考え、それをどのように歌いのこしてきたか-。『支那事変歌集』をもとに、1つひとつ作品をとりあげながら、詩歌の真実を語りかける。