江藤夫妻が、二十四年間ともに暮らした三匹の犬たち。東京・軽井沢・ワシントン・鎌倉と、在りし日の折々の生活を背景に浮き彫りにされる犬たちの姿。そして慶子夫人が愛情をこめて描き続けたさまざまなスケッチ。夫妻の共同創作を記念して、旧著『三匹の犬たち』の書名を変更し、新たに姪・府川紀子さんの感動の巻末エッセイを収めた、知られざる江藤家一族再会記。