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  • Author田中千惠子
  • Publisher小鳥遊書房
  • ISBN9784867800577
  • Publish Date2024年11月

西洋文学にみる魔術の系譜

フィチーノ、ヘルメス主義、中世北欧のルーン魔術、
中世ロマンスからドイツ・ロマン派、
フリーメイソン、ブルワー=リットン、レヴィ、
キャロル、フランス19世紀文学、そしてユングまで――
西洋に生き続けてきた魔術とその思想――
本書は文学のなかの魔術の系譜を浮き彫りにし、
古代から現代まで、魔術の隠された〈知の歴史〉を
文化越境・領域横断的に炙りだす。
魔術の秘密の扉がいま開かれる。
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目次
〓序 章
西洋の魔術とその歴史(田中 千惠子)
第一部 古代・中世・ルネサンス期における文学と魔術
〓第一章
フィチーノ、プラトン的・偽プラトン的伝統、魔術
〓ルネサンス・ヘルメティズム研究(根占 献一)
〓第二章
中世北欧のルーン魔術(小澤 実)
〓第三章
中世ロマンスにおける魔術
〓「思いもよらぬこと」を思う(横山 安由美)
第二部 ロマン主義から近代魔術へ
〓第四章
ドイツ・ロマン派と魔術
〓魔術の言語と詩のことば(鈴木 潔)
〓第五章
フリーメイソンから近代魔術へ
〓「自己宗教」の変容(吉村 正和)
〓第六章
E・ブルワー=リットンの魔術とゴシック
〓『ポンペイ最後の日』と『幽霊屋敷』(田中 千惠子)
第三部 近代から現代へ〓文学・魔術・ユング心理学の地平
[エッセイ①]
認識論から見たエリファス・レヴィのオカルティズム(鈴木 啓司)
[エッセイ②]
「近代」は魔に始まり魔に終る
〓たとえばキャロルの数学魔術(高山 宏)
〓第七章
フランス十九世紀文学にみる音楽の魔力(中島 廣子)
〓第八章
ユングと魔術
〓脱魔術化から再魔術化へ(渡辺 学)
索引

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