閉塞感の時代。神経症に罹患したような平成日本。一度力を抜いて、見回してみよう。近視眼を癒し、遠くもみてみよう。哲学は哲学をしているか。存在を凝視してみよう。科学は科学をしているか。功利ではなく「なぜ」を問うてみよう。芸術も余暇も、「こころ」のためにある。ソニーを辞した著者が、日々の断章で綴る「ものの見方」の定点観測。