『物語のある鉱物図鑑』に続く「物語のある図鑑」シリーズの第2弾。毎日、少しずつ姿を変えながら夜空に輝く月。人類にもっとも身近な天体として、古今東西、さまままなかたちで語り継がれてきました。そんな月にまつわる「神話・伝説」や「人との関わり」に関する物語を、素敵な月な写真とともに紹介します。
ギリシャ神話の月の女神・アルテミス。
月の舟に乗って彦星に会いにいく織姫。
月食を予測して命拾いしたコロンブス。
木星の月(衛星)を発見したガリレオ。
人類初の月面着陸で起きた絶体絶命のトラブル。
歴史に残る有名な月の歌を詠んだ藤原道長。
湖に映る満月の光がきっかけとなった『源氏物語』。
この本では、月にまつわる神話、伝説、歴史から、
月とゆかりのある偉人のエピソードまで、
あらゆる月の物語を紹介します。
切ない神話も、面白い逸話も、不思議な伝説も、
見上げた夜空に浮かぶ
やわらかな光からの贈り物です。
(本書「はじめに」より)