極上の物語と絶品の料理で、至福の読書を。
誰かのために、あなたのために
思いを料理に込める人々を描いた
文庫オリジナル・アンソロジー!
どんな料理であっても、そこにはつくり手の感情が込められていると思います。プロの作る料理はお客さまを満足させるために、家庭料理は食事を共にする家族の健康や団らんのために、たとえ自分だけしか食べない簡単なものであっても、思いは注ぎこまれているのです。本書では、そんな「料理をつくる人」たちをテーマにした短編を六名の作家にご執筆いただきました。心とお腹を満たす極上の物語を、思う存分ご堪能くださいませ。
■目次
西條奈加「向日葵の少女」
千早茜「白い食卓」
深緑野分「メインディッシュを悪魔に」
秋永真琴「冷蔵庫で待ってる」
織守きょうや「対岸の恋」
越谷オサム「夏のキッチン」