近年、農業と福祉が連携する「農福連携」は大きなうねりとなり、障がいのある人だけでなく、シニア、外国人、ひきこもり、触法者などまで対象を広げたり、林業や水産業まで加えたりしていることもあって、「ノウフク」とカタカナで発信するケースが増えています。
農福連携をスムーズに進めるため、農業では作業細分化、難易度評価が、福祉では作業割当て、合理的配慮が必要。さらに農家はもちろん、支援者、コーディネーターなどにも多様で的確な取り組みが求められています。これまで全国各地で農福連携技術支援者の育成研修講師などを務めてきた著者。現場のニーズを把握してきただけに、誰もが働ける「ノウフク」の実践手順を具体的にわかりやすく示した手引書となっています。