特集1:震災が問いかけること――自然災害と自治体職員
2025年1月1日で能登半島地震から1年。2024年9月には、復旧・復興途上の被災地に追い打ちをかけるような豪雨も発生しました。能登の地で、現実を目の当たりにし、さまざまな形で支援をしてきた人たちはなにを感じているのでしょうか。2025年1月17日は、阪神・淡路大震災からも30年となります。この30年、各地がさまざまな災害に見舞われてきました。多くの災害を経験してきたなかで、変わったこと、変わっていないこと。この先どこで起きてもおかしくない次の災害への教えはなにか。災害や被災地域を目の当たりにした人たちの声に今号は耳を傾けてみたいと思います。
特集2:レジリエンスの育て方
レジリエンス(resilience)は「回復力」や「弾力性(しなやかさ)」と訳される単語で、「逆境に直面した際、それを乗り越えて適応していく心の力」のことを指します。感情労働に従事する自治体職員は、ストレスフルな状況に置かれることもしばしば。そんなとき、心を守り状況を好転させるカギとなる「レジリエンス」の育て方について、個人とチーム、2つの視点からご紹介します。