およそ人の心が波立つときにエッセイが生まれる-出会った人物のユーモラスな逸話、日々の暮らしの合間にふとひらめいた自然の法則の不思議さ、書物が喚起する歴史の一断面への斬新な考察など枚挙にいとまがない作品群から、日本エッセイスト・クラブの選考委員が真に味読に堪えるものとして52篇を選りすぐった名文年鑑。