懐かしいのに、新しい 団地マンガの新星、デビュー作!
舞台は建て替えが進み、新旧入り混じった景色が広がる、とある団地。 大人とこども、自由と不自由、孤独とぬくもり。 数多の窓、数多のドアの向こうにある、それぞれの生活―――。 そこに住む人々のささやかな日常を丁寧に切り取る、オムニバス短編集。
===
「今年の花火」 結婚を機にこの団地に住まい始めた若い夫婦の、初めての夏、2度目の花火
「夜を歩く」 最終電車を降り損ねた若きサラリーマン。団地に帰るまでの、長い長い夜の散歩
「わたしの団地」 数年ぶりに訪れた男やもめの父の家。すっかり様変わりした団地の姿に、娘はなにを想う?
===
など、四季折々の12編。描き下ろし4P収録。
〈収録作品〉 今年の花火/おまつりトライアングル/ババアは/ ズボンとスカート/会長を待ちながら/夜を歩く/ りんちゃんの雪、パパの雪/ご近所マップをつくろう/ 安西さんはいつもひとり/大崎さんの欲しいもの/ 猫魔女の弟子/わたしの団地