この本では一般的に市販されている「おやつ作り」レシピ集ではなく、幼児にとって「おやつ」とはなにか。そして、「おやつ」の必要性をとき、そのことを踏まえた上で「おやつ作り」を保育の中に取り込むためにどのようにすればよいかを書いてある。また、実践編では、子どもたちに「おやつ作り」を通じて感じてもらいたいねらいとして、まず、各地それぞれに日本の持つすばらしい季節を感じるおやつを作り、次にいつまでも残しておきたい伝承的なおやつを、そして、先生と一緒に子どもたちの馴染みのおやつを楽しく作ることを通して日本の四季と昔から伝わるおやつを知り、そのことが新しい子どもたちが馴染んでいるおやつ作りの基本になっていることを楽しみながら知る機会となるようにまとめてある。