森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
いよいよ2次審査開始! 1次審査結果発表を終え、残るは30名コンクールをあくまで楽しむカイ。アダムスキの言葉を心に響かせ変わろうとする雨宮。そして、孤高の優勝候補パン・ウェイ。それぞれの想いを胸に秘め、出場者は自らの“ショパン”を弾く時を待つ。 一色まこと20年ぶりの短編集『~ガキの頃から~一色まこと短編集』と2冊同時発売です!