一は弱い。誰だって弱い。だから群れを作る。これは群れから外れない様に必死に生きる僕達みんなの物語ですね――大木伸夫(ACIDMAN) 十五年前、海斗は小学校の四階から飛び降りようとしていた。それを助けたミツルは「いままで友達ができたことがない」と言う。六年前、海斗は死んだ。ミツルは海斗との最後の約束を守るため動き出す。そして今、三咲が屈強な男に追い詰められたとき、怪しい二人に助けられる。