もうすぐわれわれはかつてないを迎える。老人と住まいをめぐる環境は、遅々としながらも進展してきた。しかし、家族や地域を含めたトータルな視点が欠如していたのではないか。子世代、孫世代を含め、住居は家族の成長に対してどのように対応していくのか。そして、それを支える地域、公共サービスのあり方は。20年にわたる調査・研究の歩みを振り返ってこれからの住まいの姿を問う。