家族を亡くし、ショック症状で放心状態の陽大は、関西のケア施設に預けられ、そこで不思議な少年と出会う。一方、残された花乃は、弓道を続けているが、大きな壁に直面して苦しむことに。離れていた時間、知ることの出来ない気持ち。それでも、過去を辿ることによって「大切な何か」を思い出した花乃。それぞれが秘めた想いが、ゆっくりと動き出していき──