私は、彼を守る人になりたい── その想いは、恋ではない。陽大の「親友」という言葉が、何よりもうれしかった。大切だから、守りたかった。少年の頃、火事で両親と兄が死んで心身に深く傷を負った陽大。花乃は、その忌まわしい記憶を過去ごと封印し、花染で新しい生活を営む陽大のそばで暮らしていた。そんなある日、火事の放火犯が捕まったと連絡があり…!? 急展開の第6巻!