日本の戦後思想はいかにして形成され、どのような限界をもっていたか。哲学、経済学、政治思想を専門とする三人の知識人が、自らの体験と学問を賭けて語り合う貴重な記録。提起された諸問題は現代日本の混迷を鋭く透視する。第二部のテーマ。「先進国革命と社会主義」「イデオロギーと科学」。