人間がものをつくり、それを商品として販売し、生活を営む様式が情報化社会の進展にともない、大きく変革しようとしている。このようなわが国の技術立国を側面、かつ、底辺から支援してきたのが製造業の約九五%を占める小さな会社である。本書は、著者が戦後から平成の現在に至る間に経験した、小企業の経営のあり方とは、商品開発の進め方、営業技術などに関する諸問題をまとめたものである。