ガンが見つかってからの最期の日々を、季節の移り変わりを慈しむようにすごす最愛のひとの、はかなく美しい面影。ただそこに寄り添うしかない詩人が、その死に向き合うまでの哀惜の絶唱、30篇。〈受賞情報〉三好達治賞(第9回)