江戸中期,大阪の医師寺島良安が,中国明の王圻の『三才図会』にならって編んだ,わが国初の図入り百科事典。原典の全図を収録し,口語訳したうえ,注を付した。本巻には巻11から14まで,経絡,人体,異民族を収める。巻末には全体解説の後篇を付した。